まにゼミP9「知っておきたいアクセシビリティ最新事情」に参加してきました。
- 2013/09/05 22:42 JST
2013年8月2日「まにゼミP9「知っておきたいアクセシビリティ最新事情」」に参加してきました。
こちらの参加者もほとんどがWeb関係ではない方々だったのですが、横に座ってらした方に話しかけると色々とお話してくださったので他の業種の方と交流する事も出来ました。
セミナーの内容は、
村岡さんの「ウェブアクセシビリティのイロハと関西での取組み事例」と木達さんの「アクセシビリティの現状ダイジェスト」木達さんのスライド。そして、お二人での「東西アクセシビリティトーク」でした。
神戸市のサイトについて
村岡さんの話の中で「神戸市のサイトのアクセシビリティ度がむちゃくちゃスゴイんです!ここまでアクセシブルになっているサイトなんて他にないでしょう」というような(まったく同じ言葉じゃなかった可能性がありますが)とにかくスゴイサイトだと何度も熱くお話されていたので、「これはぜひとも家に帰ってじっくり神戸市のサイトを見て勉強させていただきたい!」と思い家に帰ってからトップページをすみずみまでみせていただきました。
私が見た時には、トップページはHTML5でリニューアルされており(現状header等HTML5の要素でマークアップされていませんが)、旧トップページは「総合メニュー」のページになってました。スクリーンリーダーで聞いたりキーボードのみの操作をしたりし、アクセシビリティの観点からみてどんなにスゴイのかを見つけようとしたのですが、フォーカスした際に文字色とリンクの枠線が赤色に変わるよう設定されているので、自分の居場所を見失わなくていいなぁと思っただけでした。「あれ?スゴイところってどこなんだろう?」と思い再度ソース見たりしたのですが見つけられませんでした。「うーん、普通。」(普通というのはあくまで私の尺度で、だいたい達成等級Aはクリアしているレベルです。)と感じたのですが、「あっそうか!達成等級Aのレベルは軽くクリアしているサイトだと思ってみたからそう感じただけで、凄くアクセシブルだからといって何か特別な実装方法用いているとは限らないし。」と、思い直しました。けれどもし、「ここの実装方法が凄いよ」という箇所に気付いた方がいらしたら教えてください。
そして、このサイトは平成25年度(2013年度)末までに、JIS X 8341-3:2010のアクセシビリティ達成等級AAに準拠することを目指す
と公開されているので、只今修正中だと思うのですが、現時点でアクセシビリティ的に何箇所か修正しないといけない個所がありましたが、またこれからJISの試験をされ、修正されると思うので「達成等級AAに準拠しました。」と公表される日が楽しみだと思いました。
あと、この品質を保持する為に職員の方々はアクセシビリティの講習を受けられており、更新作業を職員の方が行っても正確な知識をお持ちなので(かなりレベルが高いそうです)品質を下げることはないそうです。それだけのスキルをお持ちなのは凄い事だと思いますし、アクセシブルにリニューアルしてもその後更新作業等により品質が落ちてしまいがちなのですが、その後その品質を保守出来るのは凄い事ですし、とても大事な事なので素晴らしい取り組みだと思いました。
東西アクセシビリティトークでの違和感
あと1つ「東西アクセシビリティトーク」のなかで気になったことがありまして、「アクセシビリティとは?」というテーマで「気遣い」と言われてた事に凄く違和感を持ち、「気遣い」の意味を辞書で調べたところ1 あれこれと気をつかうこと。心づかい。
という意味でした。なんだか以前、物議を醸した「思いやり」と同じ感じがしました。「アクセシビリティで気を付けないといけない事はあるけど、気をつかうことってないと思うんだけどなぁ。」というのが私の感想です。
懇親会
事前に懇親会があるというお知らせ等はなかったのですが、(私が情報をゲット出来てなかっただけかもですが) 今日はセミナー終わりに皆さんと飲みながらお話したいと思ったので、懇親会に参加出来て非常に嬉しく思いました。「ゲストのみなさんとアクセシビリィの話が出来るー!」と興奮状態の私はいつも以上にはりきり、木達さんに弾丸トークを浴びせてしまい、気付いたら木達さんがほとんど飲まず喰わずの状態になられてまして「あぁ。せっかく東京からいらしたのに、美味しいご飯を食べる時間を奪ってしまった…空腹状態でしたよね?話に夢中になり過ぎると猪突猛進状態になってしまってごめんなさい。」と帰りながらむっちゃ反省しました。これに懲りずまた「アクセシビリティ」について熱く語り合えたら嬉しいです。
木達さんも「まにゼミp9」についての記事を書かれてます。まにゼミP9「知っておきたいアクセシビリティ最新事情」終了 | 覚え書き | @kazuhito